2018.01.16
EVO+ 2ndアルバム「Methuselah」のリリースを記念してオフィシャルロングインタビューを行いました。
インタビュアーに吉留大貴氏を迎え、EVO+というアーティストのバックボーンに触れた貴重なインタビューとなっています。
約6,000字のボリュームでお届けします。
――自分がEVO+さんの存在を認識したのは、いわゆるMMD動画でEVO+さんの楽曲が多く使われていたからなんですが、本人としてはそのように楽曲使用される事を意図して作っていたのですか?
「これは全くの偶然ですね。私のボカロのカヴァーを聴いたダンサーの人達が踊ってくれたみたいで、そこから広がったところがあると思います」
――つまり楽曲を聴いたダンサーが踊り、さらにその振り付けをモーション・キャプチャーしMMD動画として投稿する、という手間のかかる作業をした方々が少なからずいたという事になります。
「何故そうなったのかは私も分からないですけど、ダンサーの人達が踊ってくれたことが、広がるきっかけの一つになったんだと思います。ただ自分としては、普通にボカロ曲のカヴァーを投稿しただけなんですけどね」
――やがて動画再生回数も増え、「ネット発の実力派ボーカリスト」として話題となり、今年メジャーデビューするわけですが、そういった希望ってありましたか?
「全然無かったですよ」
――若い頃多少はあったけど無くなったのか、それとも元々無かったんでしょうか。
「10代の頃アメリカに住んでいて、当時は韓国人の友達と数人でラップ有りのR&Bの要素もあるダンス・ミュージックをやりたいなと夢を持った事はありました。ただそれから私が帰国して、ちょうどm-floさんがデビューして、CDを聴いていたら、何だかそういった想いが清算されたようになって、それからはひたすら聴くことで満足していましたね」
――アメリカにいた10代の頃でもEVO+さんがある程度歌えたと仮定して、例えばTVのオーディション番組に出演する、またはライブハウスに出演して実績を作ってチャンスを待つ、そういった事は考えなかったんですか?
「緊張するタイプなのでそれは無かったです。ユニットだったらあったかもしれませんけど、ソロでは自信が無かったですね。日本に帰って何かやりたいという気持ちはあったけど、超ビンボーだったのでそれよりもどうやって食べていくかで必死だったんですよ。カッコイイ話じゃなくてすみません」
――では、日本人のシンガーは海外で成功しないから断念した、みたいな話でも無いわけですね?
「元々海外に行ったのは完全に親の都合ですし、私自身アメリカにいただけで世界を知っているわけでもないですけど、自分の経験からも『音楽は国境を超える』とは思いますし、これからもアメリカだけじゃなく世界中で成功する日本人シンガーは幾らでも出てくるとも思います。ただ歌の上手い人は世界に何万人といるので、ソングライティングやプロデュースなどの才能が優れている事が条件になりますよね。私は曲も書けないし、楽器も弾けなかったから、最初からそこまで考えられなかったんですよ」
――そうなると、ニコニコ動画の「歌ってみた」での投稿という手段は、EVO+さんにはとても合っていたんですね。
「滅茶苦茶合ってました。自分にとってこんな理想的な形は無かったですね。私は楽器が出来るわけでもないから弾き語りも出来ませんし、ただ家でボカロ曲のカヴァーを歌い投稿することが楽しかったんです。結婚もしていて、仕事もあるので、家事を終えて自分の時間が寝るまでに1,2時間あるじゃないですか。そこで自分の部屋で歌って投稿するというのが、ただただ楽しかっただけだと思ってもらえばいいのかな」
――そこでEVO+さんの場合、昔シンガーの夢を断念した想いが、沸々と再燃してというわけでも無さそうですよね?
「私そういうの全く無いんです」
――そもそも「歌ってみた」を、何故知ったんでしょうか。
「インターネットが日本でも本格的に盛んになってきた頃、やはり音楽は好きだったのでネット上での音楽コミュニティに出入りするようになって、とあるカラオケ部屋みたいな場所によく行くようになったんですね。そこで出会った人達とは今でも親しいんですけど、結局彼等の影響がとても大きいんです。ボカロという音楽がある事、投稿するなら音質を向上した方がいいから、こういった機材を買った方がいいというアドバイスを素直に聞いていました」
――EVO+さんのネット仲間にどれだけの意図があったのは分かりませんが、この人に何かさせたいと思わされるような歌の力があったのは間違い無い事実だと思うんですよ。ただその結果として世界中からレスポンスがある状況になるとは、やはり誰一人想像も出来なかったというのが本音ですよね。
「勿論予想もしてなかったですし、今でも何でこうなったのかと言われても自分でも分かりません」
――しかも、そこから結果としては本人の情報がほぼ非公開のまま異例のメジャーデビューになるわけですよね。
「自分でも凄い時代になったんだなとは実感します。私が昔アメリカに居たことにも関係あるんでしょうけど、デビューというのはもっとハードルが高いものだとは思っていました。少なくとも10代だったらまさか自分がこんなことになるなんて、あり得ないと思います」
――そこで気になるのが、音楽は好きだったけど、メジャーデビューの意思も無く、人前で歌う自信も無かったEVO+さんが、何故ここまでの流れを受け入れ続けてこられたんでしょうか?
「単純に楽しかったからですね。今回、予め質問事項を頂いたじゃないですか。その中で『プロとアマチュアの違いって何ですか?』という質問がありましたけど、私に言わせるとそれは『責任』なんです。これまでの私は、音楽に対して責任を持ちたくなかった人間だったんですよ。例えばレーベルの人達がお金を掛けて一生懸命になっても売れなかったらヤバイとか、そういった責任を感じたくはないんですよね。そうなったら音楽そのものを嫌いになりそうだったから。その気持ちは今でも大きくは変わらないですけど、今回のアルバムでは歌うだけでなく、作詞をやらせてもらう、メロディーを付けるという作業がとても楽しかったんですよね。その点で感謝の気持ちの方が大きくなったのかもしれないですね」
――EVO+さんは、ご結婚もされていてお仕事もあるわけですから、やはり音楽活動を続けるには大変な事もあるのは容易に想像出来ます。それでも活動を続けているのは、周りの期待に応えたいという想いもあったからで、それがメジャーデビューまで繋がったのも事実だと思うんですけど、でもそうなると先程言った事とやや矛盾しませんか?
「確かに。多分そこを何とか上手くやっていくのも楽しくなったんでしょうね」
――職場関係の人達は、EVO+さんの音楽活動について知っているんでしょうか。
「今の職場は全員知ってますけど、あんまり気にしてないです。一度だけ、「このEVO+ってあなたじゃないの?」って言われた事があったんですよ。その人は宇多田ヒカルさんがとても好きで、私が以前職場のカラオケ大会で宇多田ヒカルさんを歌ったのを覚えていたみたいで、YouTubeでEVO+を知り直接聞かれた時には流石に驚かされましたけど」
――そのエピソートも凄いですが、EVO+さんって職場のカラオケ大会で、宇多田ヒカルさんとか歌うんですか?
「もう全然歌いますね、雰囲気が良ければ演歌でも何でも歌いますよ」
――演歌は誰を歌うんですか?
「美空ひばりさんが凄く好きなんですよ」
――『佐渡情話』とか歌いますか?
「あの曲は難しいですよ。『リンゴ追分』とか『柔』とかですね」
――あとは『悲しい酒』や『真赤な太陽』とかも?
「『悲しい酒』も難しいです。『真赤な太陽』は時々歌います。アメリカ在住時代に週1回日本人向けのTV番組があって、『ポップジャム』と『ふたりのビッグショー』が放送されていたんですけど、『ふたりのビッグショー』の方が好きでした。だから歌謡曲は自分の世代よりも上の音楽ですけどよく聴いていたんです。『ポップジャム』ではJUDY AND MARYさんとかが好きでした」
――当時アメリカでは洋楽も並行して聴いていたんですよね。そこにギャップとかは無かったんですか?
「全然無かったです。一時期フロリダに住んでいたんですけど、そこでマライア・キャリーの『ビジョン・オブ・ラブ』が好きになり洋楽を聴くようになって、もうしばらくして2パックとかも聴くようになりましたけど、同時に日本の歌謡曲も聴いていました。」
――そこで聴いておきたいのは、EVO+さんが日本に帰ってきた時期は、すでに日本でもラップが流行り、渋谷系という言葉が定着していた頃でしたが、そういった音楽はどのように感じていたんですか?
「今は全くそう思いませんが、正直当時の日本のヒップホップやラップはダサいと思っていて、当時唯一カッコイイと感じていたのはDragon Ashさんだというのは覚えています。あと渋谷系と言われる音楽に対して私は全く接点がありませんでしたね」
――御実家は芸姑置屋だとお聞きしましたが、今回こういった情報を公開するのは初めてですよね。
「そうですね、日本に帰って18歳からお座敷に出て、5年ぐらいやりました。お金を稼ぐ事を学んだり、後は色んなお稽古が楽しかったんですよ」
――先程楽器は出来ないと伺いましたが、お座敷に出るなら三味線とか出来ないといけないんじゃないんですか?
「それが私踊りと三味線が全然駄目だったんですよ。逆に小鼓とかの鳴り物や、民謡は凄く大好きだったんです。今も鼓の稽古は続けたいぐらいなんですけどね」
――そこまで打ち込んでいたら、もっと上の段階も考えられますよね?
「名取目指してました!」
――これから名取を目指すとなると、月謝も上がる事になるわけでしょう?
「その通りで、ここからお金が掛かるんですよね」
――更に個人レッスンのお金も掛かるだろうし。
「それもお師匠さんの匙加減で決まるから大変なんですよ」
――話を次に移しますが、今まで人前でのライブをやらなかったのは、自分の歌に自信が無かったからではないんですよね?
「本当は自分の歌には自信はありますよ、とか言って(笑)。だけど、それだけじゃ駄目なんじゃないかという自分がいるのも事実ではあります。なんでライブをやらないかと言うと、理由は色々とあるんですが、正直に言ってしまうと結局歌詞が覚えられないんですよ。じゃあ例えば譜面台を置いてライブをやるとしますよね、私だったらそういったライブはあまり観たくは無いんです」
――でも吉田拓郎さんもずっと譜面台置いてライブやってたけどカッコ良かったですよ。
「それは吉田拓郎さんだから許されるんですよ」
――昔の曲は問題無いのに、最近書いた曲は歌詞見なきゃ歌えないロックシンガーもいるらしいですよ。プロだってプロンプター見ながら歌う時代だし、もっと言うと職場のカラオケ大会でも歌詞テロップが出るわけじゃないですか。EVO+さんの気持ちとして大事な一線があるのは理解しますが、対外的にはそれがライブをやらない明確な理由にはなり得ないのもまた真実でもあるんですよ」
「それならタダでやっているから、ネットライブや生放送に来ればいいのにという想いもあります。でもネットライブと、ライブハウスなどで行うライブが全然違うのも当然分かってはいるんですよ」
――お金払ってでもライブに行きたい人は、EVO+さんが考えている以上に多いんじゃないかと想像出来ますけどね。
「本当に有り難い事だとは思いますけど、同時にその分怖くもありますよね」
――EVO+さん本人も、「いつEVO+は人前でのライブをやるのか?」が今後のインタビューの肝になるのは知っていると思うし、更に言うとスタッフの人達にとってもそれで話題を集めるところまでEVO+さんを売りたいとも考えていると思うんです。売れたら生で観たい人が増えるのはポップ・ミュージックの原則ですから。ただこうしてEVO+さんと話していて、本当に嫌だったらネットライブだってやらないはずだし、ライブをやらない事をマーケティングとして活用しているわけでもない事も伝わってくるんですよ。
「おっしゃる通り、ライブをやらない事に、特別な意味を持たせるつもりは元々無かったんですよ」
――だからもっと言えば、個人的にはEVO+さんの気が変わって明日急遽ライブをやるとなったとして、勿論嬉しいんですが余り驚かないかもしれないです。
「多分メジャーデビューしたら、そこは今後聞かれるだろうなとは思ってましたけどね」
――さらに個人的な本音を言うと、今回オフィシャルなインタビューであえてこの点を聞いているのは、今後の免疫を付ける意味もあるんですよ。もっと狡猾なインタビュアーだと、「ライブやらないのは結局人前でやるのが怖いからですよね?」みたいな事を聞いてくる人もいますから。だけどEVO+さんのファジーなオリジナリティは、この特異な経緯が無ければ生まれなかったことも理解した上で、今後あなたが何をするのか期待する人達も少なくないはずですからね」
「自分の基準としては、楽しいと思える事をやり続けたいだけなのは決まっていて、そこはこれからも大きく変わる事は無いんじゃないかな。ただ今回アルバムを作ってみて、作詞をする事、そしてメロディーを付ける事が凄く楽しかったので、今までは考えてもいなかったソングライテイングは今後もやっていきたいし、出来れば自分自身が楽曲作りに深く関わった作品を増やしたいという新しい目標も実現したいですね」
――それは自分でも今回のアルバムに対して納得しているから言える事ですよね?
「今回、作品提供して欲しいメンバーの希望が、8割は叶っているんです。私が今回のアルバムで一番自信があるのは組み合わせで、私以外こういった組み合わせは絶対に考えられないんじゃないですかね。アルバム全体を見ても、今回のこれらの組み合わせ自体に価値を見い出してくれる人は多くないだろうと思います。だからこそ、私にしか出来ない最高のアルバムが出来たんじゃないかとは考えています」
――同時にメジャーデビューした事で、コラボの話も益々増えそうですよね?
「私自身楽しいと思える事なら何でもやってみたいですね」
1 彼女
「この曲は去年の秋にリリースが決まっていて、10月だったら淡い恋、女子高生の片思いを描いて欲しいというイメージを作家のにおさんが広げてくれたと思います。ディレクターは売れる曲を書いてくれと言ってくれたみたいですけど。シンプルに良い曲で好きですね。三角関係の曲なんですけど、私の声で歌うとジェンダーレスな感じもするという指摘があったのは面白いなと感じました」
2 Night Dance
「R Sound DesignさんとMakouさんのコラボは、絶対に私にしか思い付かないという自信があります。基本的に歌詞に英単語を増やして欲しい、アレンジについてもこちらから元々のテンポよりもかなり落としてほしいといったリクエストをさせて頂きましたけど、全体として考えていた以上の作品になったと感じています。一聴するとリズムはトリッキーに感じられるかもしれませんが、私自身としてはカッコイイ作品に仕上がったと思っています」
3 Superior Girl
「みきとさんはどんな曲でも書けるんだという、ある種証明のような曲かもしれませんね。デモを聴いた時に衝撃はありましたけど、よく聴いてみるとメロディーには彼自身の個性が色濃くあるのが面白いですよね。私としては今回の制作でみきとさんとの相性はとても良いと再確認できました。」
4 F.A.U
「歌うのはとても難しい曲ですけど、同時に今回のアルバムの中で、最も気に入っている曲です。レコーディングに一番時間がかかった曲でもあるので、いつかカラオケに入ったとしても歌うのはかなり大変だと思います。作家のMI8kさんとは沢山話しをしたわけでは無いけど、ディレクターに言わせると私の精神的な方向性に近い楽曲らしいです。そういった点も含めて、深い感動をもらった曲ですね」
5 Get Up feat.Jinmenusagi
「Jinmenusagiさんとは以前『City Lights』という楽曲でコラボさせて頂いています。その時から彼のいちファンとしてリスペクトしています。その流れがあって今回オファーさせていただきました。当日までどんな言葉のアプローチで来るかは分からなかったのですが、彼のリリックにCity Lightsという言葉があった時、キュンとしました」
6 芽吹く予感 -interludeー
「杉貫十械さんの世界観が私はとにかく好きなので曲をお願いしました。するとなんと2曲書いて頂いて「好きな方を選んでください」と言われたんですが、結果としてこの曲をインタールードに使わせて頂きつつ両方収録させて頂くこととなりました。本来はこの先に展開があるのですが、それをあえてここで止めて、次の『群像の人』に繋げる構成になっています。ここから先は杉貫さん歌唱でいつか聞いてみたいです」
7 群像の人
「今回最もジャズテイストが感じられる曲ですが、私の音楽における雑食さを代表しているかもしれません。ネットでは結構R&Bの人と思われている節がありますが、ロックも好きだし、歌謡曲にも影響を受けています。ジャズは難しいですが、今後機会があれば挑戦してみたいジャンルでもあります。」
8 ミスト
「この曲、歌うのは難しいかもしれませんけど、自分としてははるまきごはんさんの歌詞に共感出来たからこそ無理なく歌えた感じがあります。この曲の主人公には感情が無いようにも思えるんですが、実は過去には感情があったのではないかと想像させる設定で、
こういう世界観はSFが好きな人にも合うかもしれませんね。作詞・作曲のはるまきさんと、アレンジのMI8kさんの相性の良さが素晴らしいです。このお2人は普段から仲が良いらしく、その点が作品に活かされているのが分かります」
9 Shade feat. 李 セラ
「この曲は私の好きな李 セラさんという女性ラッパーとのコラボなんですが、『女の友情』をテーマにディスカッションの上、形にしました。今回自分のパートはメロディも自分で作りましたけど、いつもフィーリングで作っているので多分音楽的に言えば間違っているところはあるかもしれません。トラックメイクを担当したMichael Jamesさんからは好評価をもらえて嬉しかったです」
10 Who will know
「satさんは『歌ってみた』を始めてからずっと好きな方で、ボカロP界隈では珍しくR&Bをメインにしている人です。今回こちらの要望で、satさんにとっては初めてアレンジを自分以外の方に任せる形になりました。アルバムにはこういったサウンドの曲も欲しかったんですよね。自分としてはとても歌い易く、いいアルバム曲になりました」
11 No one else
「この曲はデモ作りに一番時間がかかりました。ただその分コーラスワークが凄く充実させられたので、パトリチェフさんのピアノにうまくアプローチできていればいいなぁなんて思っています」
12 輪舞曲
「今回のアルバムではファーストで出来なかった、作家さんやミュージシャンの方と直接会って打ち合わせをするということの必要性を感じたんですが、この事を一番実感させてくれた曲ですね。歌詞は私が書いたんですが、自然と1曲目の『彼女』のその後というテーマになりました。色々言いたいことはあるんですが、要するに人ってそんなに成長もしないし、ずっと同じようなところで悩んでいて、ある種ハッピーエンドにはならないんですよね」
13 Methuselah
「今回のアルバムはこの曲が最後にある事で、結果としてトータルアルバムになりました。KIRINJIの堀込高樹さんに畏れ多くも要望を伝えさせて頂いたところ、それ以上の壮大な曲に仕上げて頂き感無量です。高樹さんのボーカルでデモが来たので、私自身かなりそれに影響されたかもしれません。このアルバムの収録曲のどれもがある意味私にしか歌えないものばかりだと思います。そういった意味での集大成、つまりアルバム全体を象徴するような曲だと感じています」
取材・文 吉留大貴
HIROKI YOSHIDOME